空’s diary

大学3年生。徒然なるままに。

愛す覚悟

なんで男女の仲は、終わったら「別れ」なければいけないの?

なぜ普通の友達なら「別れ」なんてないのに、男女だと「別れ」があるの?

私、恋愛する以前は、男女の仲はお互い成長しあえたらいいなと思ってた。で、口先だけで、お互いが辛い時はちゃんと支え合おうなんて言ってた。それは彼の側が言い出したことだけど、私も、そうだねって同意した。

でも、私は本当の意味で彼を何があっても支えようって、思えてなかったんだなって、別れを前にして気付いた。

本当に彼を支える覚悟があったなら、私は弱音を吐いたりなんかしない人間だ。

私は本当の意味で彼を支える覚悟ができていなかったのかも知れない。

でも、私は彼といる時は、全力で2人の間の時間か空間が最高のものになるように向き合ってきたのは、事実としてあり、それは自分に誇ってあげたい。

でも、別れを前にして急に「覚悟」という言葉が真に迫ってきたのは、私が彼との恋愛の中でずっとうやむやにして答えを保留してたところと、直感を理性で押し込んでたところが、

今剥き出しになって、さあ考えろ今!と迫ってきているからだ。

それはずばり、2人の関係が将来的な何かにつながるのか否かを2人の間で明確にしていなかったし自分も考えようとしていなかったことと。

彼は本当に申し分ない彼なんだけど、それは頭で向き合った時。直感的にはちょっと違うと思い続けていたということ。

この問題は、深すぎる。でもこの機会にしっかり考えてみるべきことだと思うから、考える。

 

頭で恋愛したら申し分ないし、頭からたとえ入った恋愛でも、時間の経過とともに打ち解けていけるというのはある。でも、それは時間という客観的な尺度に、自分の気持ちが変わるのを委ねているにすぎない。そこに、自分の意志はないじゃないかと気づいてしまった。

私は彼に好きだよ、といいながら、いや違うかも知れないなんて迷っていた自分に気づいた。

彼と結ばれているときでさえ、ああ幸せだって本気で感じてたけど、相変わらず本気で感情を出せないままま次の日も帰った。

そう、私は彼の前で、本当の感情を出したことがなかった。いや、これは語弊がある。違うな。自分の感情は素直に出してたけど、それは単に友人と一緒に楽しんでいるときの気楽な感じ、その場その空間がよいものであればいいやっていう、すごい私からしたら深くはないものだった。もちろん、彼といた時の自分の感情は本当だったし、多少無理してでも2人の空間を楽しいものにしたいっていう私自身の気持ちに嘘はなかった。いつでも誠実に向き合ってきたつもりだったし、ある面ではそうだと思う。

でも、私はそこに決定的に無かったものが何か今なら分かる。

 

「覚悟」だ。

 

私は彼を、確固たる意志を持って愛すということができていなかった。付き合ってから8ヶ月たってもなお。

それに気づいてしまった。

じゃあここで今もう一度今の私に問い直したい。

これから、彼を愛すか。愛せるかという他力ではなく、自分で「愛す」か。

 

答えはNoだ。

それが私の答えだ。

まだ次の恋愛なんて全く考える気分じゃないけど、次からは私が愛そう。本気で彼を愛せないと分かった自分にとって、いや本当に彼にとって残酷なことだよ。彼女失格だなって思う。私は、「愛す」ことすら出来なかった。本当の意味で覚悟を持って愛せてないことに気づきすらしなかった。

でも学んだ。ありがとう。

でもこれが理由で別れるって、すごく自分勝手だよね。申し訳ない。私はあなたを支える覚悟は持てなかった、ごめん。彼からしたら残酷な仕打ちだよね。一緒にいたいからって言って、忙しい時間を捻出してくれてたのに。私はそんな彼の努力に応える形で愛すことができていなかった。

この恋愛、本当にたくさんの事を学ばせてもらって、本当に沢山人として成長させてもらって、彼と付き合っていた事に、私の側が支えられて他のことも楽しく取り組んだりできてたよ。あなたといた時間が本当にかけがえのないもので、私の青春の1ページになったことは間違いない。

そして何より、この最後の別れ際に人として人に向き合うときに最も忘れてはいけないこと、大事にしなければと私自身実感させてもらえたこと、「覚悟」そして「愛す」ということ。

本当にたくさんのものをもらった。大学2年の8月に出会い、9月に付き合い、それから8ヶ月。色んな日常の中の小さな楽しみにあなたがいたし、色んなイベントをあなたとともに過ごしたことで私の人生に素敵な彩りが加えられたし、何より私自身がどんな人間なのか、何が好きで何が嫌なのかもあなたが鏡となって教えてくれたし、本当に人としてずっと成長させてもらいっぱなしで、本当に尊敬できるところが沢山あって、もちろんいいとこだけじゃなくて直したらもっと良くなるのにというところもあったけど、それすら言えなかった、、覚悟がなかった自分に、、。

私はあなたに何を与えられただろうか。もしかしたら私ばかりもらってばかりで、何も与えられなかったかもしれない。でも少しの元気と笑顔は与えられたんじゃないかなって思ってる。

好きだよっていう言葉も、今の私に言う資格はない。だから言わないし、軽々しく友達に戻りたいとも言えない。言う資格はない。

これからあなたはあなたの人生をまっすぐ進んでいって欲しいし、たとえ困難があろうと、私が認めた人なんだから、絶対に大丈夫、乗り越えられると信じています。

私は今までちゃんと覚悟がなかった以上、応援するとか軽い気持ちで言えないけど、応援してます。この気持ちは本当。

私も、あなたに負けないように自分の人生はちゃんと自分の足で着実に踏んでいく。前に進んでいきます。

今の別れの段階で、今後私達同士がどんな関係でいたいかについて、私の方から軽々しく言えないけど、私はこれからも良き友でいて欲しいと思っています。

でも、それは私が2人の付き合いの価値観の、辛い時でも支え合うっていうことを守れてなくて別れている以上、私が言えることじゃないから、今後の人生のどこかの時点で交われることがもしあれば、その時は昔はこんなんだったね私達、って懐かしく笑い合えるようになっていれたら嬉しいと言うことに留めておきます。